JA京都
暮らしのなかにJAを

JA京都 採用サイト2025

いきいき菜園生活

「ネギ」の栽培について

2024年03月 Vol.264

福知山支店 生産課 森田勇斗

「ネギ」の栽培について

ネギには主に葉の部分を食べる「葉ネギ」と主に白い部分を食べる「根深ネギ」があり、東日本では千住ねぎに代表される根深ねぎ、西日本では九条ねぎに代表される葉ネギが食べられてきました。近年では、その境もあまりなくなってきました。

葉ネギの栽培

1.畑づくり

干しネギを定植する1週間前には苦土石灰を1㎡あたり大さじ3杯ほど施し、よく耕します。

2.植え付け

植え付ける直前に枯れた葉を切り除き、干しネギ苗の長さは15㎝程度に切り揃えましょう。
株間は5~7㎝で植え付けます。

POINT

定植畑は深さ5~10㎝、畝幅80~90㎝を目安に行います。排水不良のほ場では畝を高くするなど対策をしましょう。

図2

図3

POINT

干しネギは発根を促すため植え付け後のかん水は控えます。植え付けから4~5日経過後、土が乾いているようであればかん水を行います。

3.追肥・土寄せ

葉ネギの場合は、元肥を基本とし、土寄せはほとんど必要ありませんがしっかり育てるために追肥は適宜行いましょう。

4.収穫

背丈が40~50㎝になったら、収穫のタイミングです。
株ごと抜き取っても良いですが、株元を3㎝程度残して切り取ると、新芽が伸びてきて数回にわたり収穫できます。

図4

根深ネギの栽培

1.畑づくり

干しネギを定植する1週間前には苦土石灰を1㎡あたり大さじ3杯ほど施し、よく耕します。

2.植え付け

植え付ける直前に枯れた葉を切り除き、干しネギ苗の長さは15㎝程度に切り揃えましょう。
株間は5~7㎝で植え付けます。

POINT

定植畑は深さ20~25㎝、畝幅80~90㎝を目安に行います。排水不良のほ場では畝を高くするなど対策をしましょう。

図2

図5

POINT

干しネギは発根を促すため植え付け後のかん水は控えます。植え付けから4~5日経過後、土が乾いているようであればかん水を行います。

3.追肥・土寄せ

根深ネギは土寄せと追肥を1か月おきに3~4回行います。追肥は生育の前半に土寄せは生育の後半に重点をおきます。

図6

4.収穫

最後の土寄せから約1か月後を目安に太いものから順に収穫を行います。
軟白部分を傷めないように注意して鍬で土を掘り上げ、軟白部分を抜き出してから手で抜きましょう。

図7

ページの先頭へ