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いきいき菜園生活

「ゴボウ」の栽培について

2024年02月 Vol.263

峰山支店 生産課 中西俊介

「ゴボウ」の栽培について

ゴボウ栽培のポイント

・水はけの良いほ場を選び深く耕してください。播種は4月下旬~5月中に行いましょう。
・初期生育がゆっくりで雑草に負けやすいので、除草はこまめに行ってください。
・連作を行わないでください。

ゴボウ

図3

1.土作り・ほ場準備

 ゴボウは深く根を下ろすので水はけが良く、土が柔らかい層が約30cm程度のほ場が望ましいです。播種3週間前に完熟堆肥と石灰を施用し、よく耕します。播種1週間前に化成肥料を10㎡当たり2㎏施用し、深く耕運します。
 耕土が浅いほ場については、畝高を20~30cmにし、畝幅は70cm幅とします。

図4

2.播種

 ゴボウは、種の皮に発芽抑制物質があるため、一昼夜水に浸してからまくと順調に芽を出します。
 畝に対し平行に浅く溝をつけて、1cm程度の間隔に条まきし、覆土は種が隠れる程度に軽く行い、水をたっぷりまきます。種まき後5~6日後発芽します。

3.管理

 播種後2か月は初期生育がとてもく雑草に負けやすいのでこまめな除草が必要になります。
 間引きについて、1回目はふた葉が出てから3~4cmの間隔で間引きます。2回目は本葉が2~3枚出てきた時期で(播種1か月後)、株間が6~7cmになるようにしましょう。
 追肥は10㎡当たりにつき化成肥料を500gまき、1回目の追肥は本葉が2枚出てきたとき、2回目の追肥は本葉5~6枚目になったとき(2回目の間引きを行ってから1か月後)です。この時期から肥大が始まるため、同時に畝の表面を軽く耕し株元に土寄せを行いましょう。

4.収穫

 ゴボウは、種まき後120~150日で収穫に入ります。根の長さは30~45cmになるので、収穫の際はショベルで畝の片側から根の先端部まで穴を掘りましょう。その後、株元をつかんで穴の方へ倒すようにして引き抜きます。ゴボウを傷つけたり、折ったりしないように注意しましょう。

図5

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