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いきいき菜園生活

「オクラ」の栽培について

2023年06月 Vol.255

亀岡川東支店 生産課 服部和記

「オクラ」の栽培について

暑さに強い熱帯野菜で、
ミネラルと繊維分が豊富な健康野菜です。

オクラ

種の準備

発芽促進剤が処理されていないオクラの種は、皮が硬いために発芽しにくいことがあります。発芽率アップのために、播種予定日の数日前に水を入れた容器に入れて、少し芽を出してからまくと発芽揃いが良くなります。催芽後は水を切ってからまきます。

図3

畑の準備・播種

高温性野菜で暑さには強いですが、寒さには弱く10℃以下では生育できなくなります。
日当たり、水はけのよい場所を選び、畝幅は1条まきの場合は1m、2条まきの場合は1.5mにします。
酸性土壌は栽培に適しません。苦土石灰を100g/㎡程度まいて、好適なpHの6.0~6.5に調整し耕します。
1週間後、畝に深さ30cm溝を掘って、堆肥2㎏/㎡と化成肥料150g/㎡を施し、埋め戻し整地をしてマルチをします。
株間25~30cmでまき穴を開けて1か所に4~5粒まき、1cmの厚さで覆土をして、たっぷり水を与えます。

図4

間引き・追肥

子葉が開ききったころ、発芽遅れの株を間引いて、1か所3株にします。
播種してから3週間もたつと、本葉が2~3枚になります。このころしっかりした株を1株残し、不要な株はハサミなどで切って間引きます。追肥は、花が咲き始めたころが1回目。その後、収穫が終わる9月末ごろまで2週間おきに、畝の外側に化成肥料50g/㎡施します。

図5

収穫

開花後7~10日たち、果実の長さが7~8cmになったら早めに収穫します。大きくなると固くなるので注意しましょう。収穫が始まったら、風通しをよくするために、収穫した節と直下の葉1~2枚を残し、それより下の葉は摘除します。側枝が出てきたら放任とします。

図6

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