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いきいき菜園生活

「土作り」について

2022年12月 Vol.249

亀岡川東支店生産課 安東 岳徳

家庭菜園では限られた面積のなかで繰り返し作物の栽培が行われます。今回は、野菜の出来具合を左右する「土作り」について紹介します。

1 作物にとって良い土は

1 耕土が深い

2 通気性・排水性(水はけ)・保水性(水もち)・保肥性が良い

3 土壌酸度が適正で肥料分に富む

4 病原菌や害虫がいない。清潔で異物が混ざっていない“根っこ”が暮らしやすい土です。

2 土づくりのポイント

1 酸度(㏗)のチェック

ほとんどの野菜が育ちやすい土の酸度は㏗6.0~6.5で、弱酸性土壌を好みます。雨の多い日本では酸性土壌になりがちなので、苦土石灰などを施し酸度を補正しましょう。

図2

2 主な作物別㏗の好適生育範囲

品目
6.5~7.0 ホウレンソウ
6.0~7.0 ダイコン・エンドウ・キャベツ・トマトなど
6.0~6.5 レタス・キュウリ・ネギ・ハクサイ・スイカ・ナスなど
5.5~6.5 イチゴ・玉ねぎなど
5.5~6.0 サツマイモ
5.0~6.5 ジャガイモ

3 堆肥の施用

堆肥などの有機物を施用することで微生物の働きを活発にして「団粒構造」の通気性・排水性・保水性・保肥性の良い土を作りましょう。

図3

図4

4 深耕

地中にしっかり根が張るように、土を深く耕しましょう。
耕す前には、雑草や前作の残さを取り除きましょう。

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