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農チャンネル

2017年11月 Vol.188

販売力のさらなる強化を目指して

本店営農部


大粒でつややかな丹波くり

秋の味覚として全国的に名を知られる「丹波くり」。農畜産物直売所「たわわ朝霧」では、京都府産丹波くりの直売、発送などを行い、販売力の強化に努めています。

生産振興プロジェクトをスタート

京都府丹波地域は、全国に知られるブランド「丹波くり」の産地です。JA京都管内では、亀岡市、南丹市、福知山市、京丹波町で長年作られてきました。生産量は、昭和58年には南丹管内で300tありました。しかし、生産者の高齢化、後継者不足、獣害による生産意欲の低下などから、栽培管理が行き届かない栗園が増え、出荷量は年々減少。ここ数年は、JAへ届くのは50t前後まで減少しています。

しかし、その一方で秋の味覚として「丹波くり」の人気が高いため需要に生産が追い付かず、増産を望む声が高まっているのが現状です。

JA京都丹波くり部会の梅原眞部会長は、「そこで、くり部会をはじめ、府、市町の関係機関、JA京都では昨年度から、先人から受け継いだ地域の宝を守り、産地の復興を目指して、『丹波くり生産振興プロジェクト』に取り組んでいます」と話します。

新植や新規生産者の確保

『丹波くり生産振興プロジェクト』では「1億円産地を目指して! 」をスローガンに、次の重点項目を掲げ、さらなる生産拡大を目指しています。

  1. 5つのSの実践( せん定・施肥・農薬散布・下草刈り・選果の徹底)
  2. 1本あたり5㎏以上の出荷量の確保
  3. 大粒生産( 挑戦1粒50g )
  4. 年間自家苗木5本、購入苗木5本の新植( みんなで新植5年で1万3000本)
  5. 年間各支部5人の仲間作り

とくに、新植や新規生産者の確保に向けて、7月には、関係市町に向け、「丹波くり新規担い手PRパンフ」を6万7000枚配布しました。和知支店生産課の岩間利昭課長補佐は、「丹波くりは、その商品価値に対して、大型の施設や機械など設備投資が必要ないため、農家所得の向上に貢献できる品目です。最近は耕作放棄地や、転作作物として新植の提案なども進めて生産拡大を目指しています」と話します。

生産と販売が強いタッグを

JA京都では生産拡大を進める一方で、販売力の強化にも努めています。その最前線が亀岡市篠町にある農畜産物直売所「たわわ朝霧」です。「丹波くり」は、今年は9月15日に初入荷。店内に特設コーナーを設け販売をスタートさせました。その後、3L、2Lの安定した入荷量を待って、9月25日から贈答用などの発送を開始。全国で待つ消費者のもとに旬の「丹波くり」を届けました。

発送については、昨年まで和知支店で行っていましたが、今年からたわわ朝霧で一括管理し、他の農産物との相乗効果を狙い、売上増に貢献できました。そして10月7・8日には、店内にブースを設け、毎年大人気の対面販売を行うなどして販売促進に努めました。

「粒が大きくておいしい丹波くりは、全国的に知名度が高く、お客様からの需要も多い。そのすばらしさをさらにPRしていくとともに、生産者には良い丹波くりをたくさん作ってもらい、私どもは、さらなる販路拡大を図り、両者が強いタッグを組んで取り組んでいきたいと思います」とたわわ朝霧の近藤稔店長は力強く話します。


本店営農部
〒621-0806
京都府亀岡市余部町天神又2
TEL.0771-22-6985

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