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農チャンネル

2017年07月 Vol.184

キュウリ産地で新規就農者が活躍

福知山支店生産課


6月末から8月頃までの出荷に向けて仕立て、せん定の作業が続く

福知山特産のキュウリですが、生産量は最盛期に比べ激減しています。そうした中、新規就農者が産地復興を目指して頑張っています。

50年以上の歴史がある産地

福知山支店管内のキュウリの歴史は50年以上前までさかのぼります。この地方ではそれまで、換金作物としてスイカを作っていました。しかし重労働で、連作障害も発生し始めたため、昭和30 年代にスイカから夏秋キュウリを栽培するようになりました。

その後、販売額1億円の産地を長年維持してきましたが、生産者の高齢化や後継者不足により産地規模は徐々に縮小。平成28年度は230a 、約2000万円にとどまっています。

新規就農者の誕生

今年になって、産地に明るいニュースがありました。キュウリ栽培を志す新規就農者が誕生したのです。福知山市日尾(ひのお)の山本一輝さん(35)です。

真由子さんと一輝さん。とにかく、草、虫、病気が大変という
真由子さんと一輝さん。とにかく、草、虫、病気が大変という

「都会でサラリーマンをしていましたが、転勤をきっかけに以前からやりたかった農業の道を選びました」という山本さんは農林水産業ジョブカフェ(京都ジョブパーク内)に相談。京都府の紹介で「担い手養成実践農場整備支援事業」を活用して福知山にやって来ました。そして、日尾の実践農場で平成27年2月から2年間、地元農業生産法人『みたけ農産』代表の伊藤義信さんらから技術指導を受けながら、キュウリの栽培を学びました。そして研修期間終了により今年2月22日に就農。現在は、妻の真由子さん、1歳の蒼陽(とあ)ちゃんとの3人暮らしで、キュウリを中心に、実エンドウ、モロッコなどを栽培しています。

「今年、キュウリは13a の畑に590本定植しました。家の近くで自分のペースで働けるし楽しいのですが、子どももでき、収入面が不安です」と山本さんは話します。

生産規模を拡大し産地復興を

「基本的な栽培方法は分かっていても、先輩方の畑を見ると全然違います。少しでも近づけるようになるのが目標」と山本さん。そして今後補助金が支給される5年の間に、農業で自立できる経営を目指し、将来は従業員を雇い、経営規模を拡大し、安定した経営を目指したいと言います。

西原課長補佐
西原課長補佐

「福知山のキュウリは昔から選別がしっかりしているということで市場での評価も高く、そのままの姿で、高級な漬物( 一本漬け)の加工用として重宝されてきました。そうした評価を維持するため、山本さんのような生産者を増やすなど、京野菜部会福知山支部胡瓜部会が一丸となって生産規模の拡大を図り、かつてのような産地になれば」と福知山支店生産課の西原一男課長補佐は話します。


福知山支店生産課
〒620-0931
福知山市字篠尾小字長ヶ坪115-12
TEL.0773-22-3129

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