京漬物と聞いて千枚漬けを連想する方は多いはず。しば漬け、すぐきとならび京漬物を代表する、歯切れのよさとまろやかな味わいが魅力の千枚漬けは、お土産や贈答品としても人気です。
聖護院かぶは、そんな千枚漬けを長年支え続けている京野菜。大きさは日本一といわれ、直径20センチ以上、重さ4キロになるというから驚きです。
旬を迎える冬期、産地では早朝から収穫、出荷作業が始まります。きれいに水洗いされた聖護院かぶは、ふくよかな丸みと白く艶やかな表皮が目を引き、その美しさは関係者間で例えられる『畑の宝石』そのもの。
篠産が食感、味ともに最高級といわれ、その秘密は盆地特有の昼夜の気温差、朝方の濃い霧にあるといわれています。