「菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞深し…」

 文部省唱歌「おぼろ月夜」にも歌われる菜の花は一つの品種ではなく、ダイコンやハクサイなどアブラナ科アブラナ属の栽培植物の総称です。

 ブランド京野菜に指定されている「花菜」は伏見寒咲き菜種で、戦前には切り花用として栽培されていました。短い軸の先に花のつぼみがぎゅっと詰まって美しく、春そのものを食べるよう。

 ほろ苦い風味を生かした「からし和え」など、桃の節句のお料理に華やぎを添えてくれそうです。

 

 

 

ハナナ[アブラナ科]
心地よい歯ごたえと独特の風味が特徴。サッと茹でるとライトグリーンの温かい雰囲気を醸し出し、アクも少ないので口当たりはとてもマイルド。春を感じさせる野菜の代表。からし和え、お吸い物の実、おひたし、漬物などに使われる。ビタミンCが豊富。
(社)京のふるさと産品協会発行 「あなたに京野菜」より抜粋

JA京都管内の産地は福知山のみ。キュウリの産地として知られる福知山の冬季の作物として、平成10年に導入されました。品種は早生が「京の春」、晩生は「花飾」。桃の節句の頃には特に需要が伸びます。 また、部会では栽培研修会や目合わせ会を重ね、早期のブランド産地指定を目指しています。

旬の時期 12月~4月
産地 福知山
お問合せ JA京都本店営農部
TEL.0771-22-6985
レシピ一覧
うなぎと賀茂なすのまぜごはん

花菜のからしあえ

栄養も豊富で料理も簡単。そして、色もとてもきれいなので、緑色の野菜が少ない冬場には、食卓に彩りを添えてくれる貴重な存在です。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

花菜の変わり巻きずし

今回は茹でるとビタミンCが少なくなるので塩漬け、昆布じめと手をかけてみました。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

花菜の白和え

ゴマの風味とお豆腐の滑らかさが花菜にマッチします。ヘルシーで高たんぱく。
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