まくり餅
美山町原地区には、三が日の毎朝、今でもまくり餅を食べる習慣があり、町内でもこの地域だけはお雑煮を食べません。三が日のまくり餅はその食べ方にも特色がありました。少しずつ残して「うぐいすが鳴く頃」まで大切に保管し、春先にかきもちのようになったものを焼いて食べたのだそうです。「食い延ばす」と良いとされ、財産を蓄えることに結びつけていたとも伝えられています。
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- 材料(1個分)
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- 丸餅 3~5個
- 納豆
- 黄な粉
- 塩
- 砂糖
作り方
- 納豆に塩と砂糖を入れて混ぜておく(塩は多めで、砂糖は少し)。
- 丸餅をホットプレートまたは鉄板でこがさないように焼く。
- 黄な粉を桶などに広げる。その中で餅をこね合わせて、大きな円状にのばす。
- その半分に納豆を置き、餅を2つ折りにする。
- 全体に黄な粉をまぶし、形を整える。
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- コツ・メモ
※切り分ける際、糸で結ぶようにするときれいに切れる。
製作者
中藤たみさん