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「種子の保存方法」について

いきいき菜園生活

「種子の保存方法」について

丹後広域営農センター 岡下 智之

種子の寿命

種子には発芽能力を維持できる期間(寿命)があります。種子の寿命は野菜の種類によって異なります。また、保存状態が悪いと、寿命が短くなる原因になります。

寿命 品目
1~2年 シソ、ネギ、タマネギ、ニンジン、ミツバ、ニラ、落花生など
2~3年 キャベツ、レタス、トウガラシ、ホウレンソウ、ゴボウ、エンドウ、インゲン、ソラマメ、トマト、ダイコン、カブラ、ハクサイなど
3~4年 ナス、スイカ、オクラ、小豆、キュウリ、カボチャなど

「有効期限」と「発芽率」

種子が入っている袋の裏面には「有効期限」と「発芽率」が記載されています。これは、有効期限内であれば記載されている発芽率が期待できるという意味です。また、有効期限が過ぎてしまっても、まったく発芽しないわけではありません。この発芽率は、袋が未開封で適切な保管状況下での場合であり、袋を開封している場合は異なります。未開封の種子も開封後の種子もどちらも正しく保管し、発芽能力を長く維持しましょう。

発芽能力を維持するために

種子の寿命を長く維持するには低温・低湿、そして光を遮断する必要があります。直射日光や高温に当たらない低温状況で保管することが重要です。保管中も種子は呼吸をしており寿命を消耗しています。低温で保管することで呼吸量を抑えられるため、種子の発芽能力が維持できます。

元肥を施す

種子の保存方法

発芽能力を長期間維持するため、瓶や缶など密閉できる容器に十分乾燥した種子と乾燥剤を入れてビニールテープで密閉し、冷蔵庫の野菜室(5~10℃)に入れて保存します。

元肥を施す