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「ホウレンソウ」の栽培について

いきいき菜園生活

「ホウレンソウ」の栽培について

丹波支店 生産課 松本圭市

「ホウレンソウ」の栽培について

耐寒性が強く、低温にも耐えます。ビタミン、鉄分、カルシウムに富む栄養野菜です。

ホウレンソウ

1. 畑の準備

高温には弱く、夏は育てにくい。酸性土壌には野菜のうちでは最も弱い。
pH5.2以下ではほとんど育たない。長日下ではとう立ちしにくい品種を用いて栽培する。
畑全面に完熟堆肥と石灰をまいて深く耕す。秋まきは、溝をつくり畑全体の排水対策をしておく。酸性土壌では育ちが悪く、不揃いになる。

図3

2. 種まき

種を1.5~2cm間隔にまき、1cmぐらい覆土する。23℃以上になると発芽がきわめて不良になるので、夏まきは冷所で芽出しした種子を用いる。
覆土したあとたっぷりかん水する。

図4

3. 間引き・追肥・中耕

・第1回間引き 本葉1枚の頃3~4cm間隔に。
・第2回間引き 草丈が7~8cmに伸びたとき5~6cm間隔に。
間引きの後、畝間に化成肥料を同量施し中耕する(畝の長さ1m当たり大さじ3杯)。

図5

4. 防寒対策について

・穴あきトンネルの場合
 ビニール頭部に径3~5cmの穴をあけて自然換気できるようにする。
・ネットつきトンネルの場合
 頭部に幅15~20cmの寒冷紗を取り付け、自然換気できるようにしたビニネットなら最適。

図6

5. 収穫について

草丈が25cm程度になったら収穫する。通常流通しているものより大きく、30cmくらいにすると本当の味が楽しめる。