「シュンギク」の栽培について
Vol.247
シュンギクは冷涼な気候を好み、生育期間が15~20℃になる秋まき栽培が最も適しています。種まきは9~10月、収穫は10~12月上旬が適期となります。
畑の準備
- POINT
- シュンギクは酸性を嫌う!
シュンギクは酸性を嫌うので、種まきの2週間以上前に、苦土石灰を1㎡当たり3握り(約150g)施し、よく耕します。
1週間前に、幅60cm~1mの畝を作り、全面に堆肥を1㎡当たり約3kgと化成肥料1㎡当たり2握り(約100g)を施し土に混ぜ込み、高さ約10cmの平畝を作り、種まき当日にたっぷりと水やりします。
発芽をよくするため、土を細かく砕き、地表から5cmまでのゴロ土や石ころを取り除く板を押しつけて平らにする
種まきから発芽まで
種まきは畑に溝を作り、スジまきにします。シュンギクの種子は好光性(発芽に光が必要)なのでわずかに種が見えるくらいうすめに覆土し、表面を軽く押さえます。水やりは、まいた種が動かないよう静かに行います。
乾燥防止
- POINT
- 発芽まで乾燥させないように!
タネまき後は乾燥防止のため、切りわらや新聞紙をかけておくとよいでしょう。
間引き、追肥
1回目:本葉1~2枚の時に混みあったところを間引き、株間2~3cm にします。
2回目:本葉4~5枚の時、株間を5~6㎝にします。この後、1㎡当たり軽くひと握り(約30g)の追肥を施し、土寄せします。
収穫
株ごと収穫型品種の場合の間引きはここまでとします。
摘み取り型品種は、この後、株間が10~15cmになるまで間引きしながら収穫します。
本葉10枚ほどになったら下葉を3~4枚残して上の葉を摘み取ります。わき芽が伸びてきたら下葉を2枚ほど残して摘み取ります。
- POINT
- 摘み取り型品種の株間は広くとること!
摘み取り収穫型品種
- POINT
- 収穫は早めに!
茎は細いものの方がやわらかく料理に向くので、収穫は早めにしましよう。