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「葉ネギ」の栽培について

いきいき菜園生活

「葉ネギ」の栽培について

宮津府中支店生産課 係長 井上 義晶

葉ネギは用途も広く、毎日使いたい野菜なので、家庭菜園で作れば重宝します。薬味や炒めものの具材としておいしく食べられます。品種を選べば1年を通じて栽培・収穫が可能です。

葉ネギ

[直まきでの栽培]

1 土作り・準備

ネギは酸性土壌を嫌うので、苦土石灰などを堆肥とともに施し、土作りを行います。種まきの2週間以上前に苦土石灰を施してよく耕し、1週間前に堆肥と肥料を施し、再度耕します。

  

図1

2 種まき

水はけがよくなるよう畝を作り、20cm程度の間隔で条まきします。暑い時期には、覆土後、乾燥防止に敷きわらや寒冷紗で被覆し、たっぷり水やりします。発芽を始めたらすぐに被覆を外しますが、生育初期は乾燥を防ぎ、順調な生育になるよう心がけます。

図2

3 土寄せ・追肥

地表面が固まってきたり、雑草が目立ってきたりしたら、除草をかねて条間を中耕し軽く土寄せします。追肥は肥料切れしないように少量ずつ数回施します。

4 収穫

草丈が40~50cmになったら掘り起こして収穫しますが、株全体を収穫せずに地上部を刈り取れば、引き続き、新芽を収穫することができます。

図3

病害虫

さび病は5~6月と10~12月に、べと病は残暑の頃に多く発生しやすいので、薬剤散布をして防除します。また、乾燥している時にはアザミウマ、アブラムシなどが発生するので、早めに防除を行います。