迎春用「しめ縄」作り
Vol.201
お正月、玄関や門に飾るしめ縄。歳神様を迎えるために清めた場所を示す意味があるといわれています。各地にいろいろな形があるので自由に作ってみてはいかがでしょうか。今回は玄関などによく飾られる、左縄(三つ縄)による“ごんぼ”の作り方を紹介します。
作り方ポイント
1
一握り分のわらの穂先側を握り、もう一方の手の指を開いて、くしでとかすように不要なハカマを取り除きます(わらそぐり)。
2
わらの株元を針金などで縛り、3つの束に分けます。
3
株元を足で押さえ、手前の2本を右向き( 時計回り)にねじります。
4
株元に近い部分に詰め物(ワタ)を入れます。
5
株元は太く、穂先は細くなるように右にねじりながら、左向き(反時計回り)に巻き上げて仮止めをします。
6
残りの束も同じ要領で右にねじり、⑤で仮止めしたものに2目おきに巻きつけて三つ縄に仕上げます。
7. 房を作る
房用のわらを約30cmの長さに、株元側で切り揃えます。細い縄を別に作り、房の中心に埋め込み針金で縛ります。房の穂先を反対側に折り返して、針金で縛り形を整えます。これを2本作ります。
8
⑦の房を本体に通し、全体の形を整えます。
9
御幣やユズリ葉、ウラジロ、ダイダイ(みかんでもよい)を水引で留めて完成です。これらの取り付け方に決まりはありませんので、自由に飾ってください。