「花菜」の 栽培について
Vol.185
独特の苦みが春を告げるアブラナ科の菜の花で、花蕾と若い茎葉を食するものです。
作型と品種
ほ場準備
- 耕土が深く、排水の良いほ場を選定する。
- 定植の15~20日前までに土作り資材を全面施用し、深耕・砕土する。
- 元肥は定植の5~7日前に施用し、畝立て・整地する。
元肥(1a当たり)
単位:㎏
肥料名 | 施用量 |
---|---|
堆肥 | 200 |
セルカ | 4 |
BMようりん | 4 |
油かす | 6 |
FTE | 0.5 |
CDU燐加安S222 | 8 |
追肥(1a当たり)
単位:㎏
肥料名 | 施用時期・施用量 | ||||
---|---|---|---|---|---|
定植20日後 | 頂花蕾収穫時 | 収穫20日目 | 収穫40日目 | 収穫60日目 | |
燐硝安加里1号 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
播種
- セルトレー128穴と育苗培土を使用する。
- 日当たりの良い(西日を避ける)場所で育苗し、十分にかん水する。
- 害虫防除のため、防虫ネットでトンネル被覆する。
定植
- 播種後20~25日、本葉4~5枚の苗を定植する。
- 株間 1条植え、2条植えとも30~35㎝。※2条植えの条間35~40㎝。
- 夕方の涼しい時間帯に定植する。
- 初期の害虫防除のため、粒剤の植え穴処理を行う。
- 活着までは十分かん水し、乾燥に注意する。
管理
- 定植後20日目に中耕・土寄せを行う。
摘芯・収穫
- 本葉が15枚程度になったら、10~12枚程度残して摘心収穫。その後は、側枝の葉2枚残して収穫。
- 暖かい時間帯を避けて収穫する。
- 側枝の伸長を促すため、追肥を行う。