日光の照射をよくするために、内側に伸びている枝や込み合っている枝は間引きせん定を行いましょう。

土壌管理のポイントは、根の保護を行うために土壌水分を保つことです。7～8月の乾燥時期は、ほ場の表面に亀裂が生じ、山椒の根は切断されることがあります。生育不良になりやすいため、根の周辺部全面に敷き草や敷きわらを行いましょう。

お礼肥として、8月上旬に化成肥料を１株に100g施用しましょう。植え付け後、3年目までの生育期のものは、木を中心に浅い溝を作り、4年目以降の生育期のものは、木を中心に敷きわらの上から施用しましょう。

適度の保水力を有する所。

落葉後11～12月の定植前に穴を掘り、堆肥と元肥を施して、植え付け1か月前には準備する。

根を乾かさないよう、四方に根を広げて土を寄せ、軽くつま先で踏み固めて植え付ける。添え竹を立てて誘引し、水を与え株元に敷きわらをして、防寒に努める。

粗大有機物を主体（山の下刈りしたものなど）としますが、1株当たり鶏糞500ｇ、油粕500ｇ、化成肥料100ｇを施用。追肥として化成肥料75ｇ（春）、100ｇ（夏）を施用する。

定植後2～3年は樹形を整えるため、せん定を行いましょう。