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「小豆」の栽培について

いきいき菜園生活

「小豆」の栽培について

Step1 ほ場の準備

  • 水利が便利なほ場( 開花期に、畝間かん水ができるように)
  • 雨後の排水対策がとりやすいほ場 (病害防除と土寄せなどの作業をしやすくするために)
  • 秀品率向上のために、適時に薬剤による病害虫防除をしましょう。
  • 農薬については、JA各支店の生産課までご相談ください。

【時期】5月~6月下旬

作業内容
ほ場の準備

は種の2週間前までに、以下の肥料を散布して、すきこみます。

【10a(1反)当たり】
苦土石灰    100kg(20kg袋×5袋)
8M ようりん 40kg(20kg袋×2袋)
豆有機322  40kg(20kg袋×2袋)

1条植えなら、畝巾90cmで、谷上げをして排水口までつなげます。

ポイント

畝立てまでに2回耕耘すると、雑草対策にもつながります。

【時期】7月上旬

作業内容
種子の準備

10a(1反)当たり3kg程度

は種

株間 30cm 2粒まき
種が余ったら…ほ場の隅に補植用の苗作りに種をまいておきましょう。

ポイント

は種は、土壌が湿っているときにするとよいでしょう。

この時期の注意
ゲリラ豪雨に注意…は種時期の前後に土砂降りになる年が多くなっています。排水対策をしっかりとしておきましょう。降雨後はかならず排水状況の点検をしましょう。

【時期】7月中旬~8月下旬

作業内容
土寄せ

雑草対策と兼ねて、株もとに土寄せをしましょう。
花が咲き、本葉が4~5枚になるまでに、2回ぐらい土寄せするとよいでしょう。
根が増えて養分吸収もよくなり、倒伏防止にも効果が期待できます。

開花時期

畝間かん水
干ばつ対策として、畝間に水をはしらせます。
ほ場が乾ききらないうちに行います。
夕方から開始しますが、水は溜めずにはしらせる程度にします。
(根腐れを防止するため、日中の高温のもとで水をためないように注意)
10日位あけて、ほ場がまだ乾き気味なら再度行います。

ポイント

土寄せ・畝間かん水で収量増をねらう。

病害虫防除

発生に応じて、薬剤防除をします。

【時期】8月下旬~9月下旬

作業内容
病害虫防除

発生に応じて、薬剤防除をします。
若莢(さや)につく害虫にも注意しましょう。
葉がもまれるような強風・強雨( 台風など)のあとは、排水点検と、病害防除をしましょう。

ポイント

秀品率と歩留まりの向上をねらう。

【時期】10月中旬~

作業内容
収穫時期

最初は、莢(さや)が褐色になり熟したものから順次収穫していき一株についた莢(さや)全部の8 割以上の莢(さや)が褐色になったら株ごと収穫します。
脱粒後は、日蔭干しで乾燥させましょう。( 目標水分15%)
JAに出荷されるときは栽培履歴書をかならず提出してください。

ポイント

地域によって熟期に差があるので、莢(さや)の状態を確認しながら収穫しましょう。