「ホウレンソウ」の栽培について
Vol.176
栽培特性
寒い時期は、じっくり育つため、葉肉が厚く、ビタミンの含有量が多くなります。
その上、寒さにあうと体内の水分を減らし、糖度を高めて葉や茎を守るので甘くておいしいホウレンソウになります。
栽培のポイント
- 堆肥を入れて土作りをしておきましょう。
- 酸性の土では生育不良になりやすいので、栽培前に苦土石灰を散布します。
- 湿害に弱いので畑の水はけを良くしましょう。
畑の準備
畑全体に完熟堆肥(10m2当たり20kg)と苦土石灰(10m2当たり1.5kg)をまいて、15~20cmの深さに耕しておきましょう。
化成肥料(10m2当たり600g)をまいて畝を立てます。
播種
幅90~120cmの畝を立てて2~3条のまき溝を作っておきます。
種を1.5cm~2cm間隔にまき、1cmぐらい覆土をしておきましょう。
- まき溝の表面を平らにするとともに、覆土の厚さを均一にしておくと発芽や生育が揃います。
間引き・中耕・追肥
1回目:本葉1枚の頃に3~4cm間隔に間引きます。
2回目:草丈が7~8cmに伸びた頃、5~6cm間隔に間引きます。
秋まき栽培では栽培期間が長くなるので、間引きの後、条間に追肥(化成肥料10m2当たり500g)を施しましょう。
収穫
草丈が25cmぐらいになったら収穫します。少し大きめで収穫すると、より一層おいしさが増します。
防寒
寒い時期はビニールでトンネルをしておきましょう。