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「トマト・キュウリ」の栽培について

いきいき菜園生活

「トマト・キュウリ」の栽培について

杉本 重喜

5月に定植を終え、収穫の始まる

代表的な野菜の管理について記載します。

(企画営農課 係長 杉本 重喜)

トマト

果菜類の中では強い光を好みます。日照不足のもとでは軟弱・徒長となり、着果不良や生理障害
が増します。昼温の適温は26~28℃、32℃以上では花粉の機能が低下して着果不良となります。

【追肥】

トマトの実どまりが悪い場合→大玉トマトは肥料濃度に敏感に反応し、実どまりに影響を与えます。実どまりが悪い株は、茂りすぎている( 肥料過多)、葉の色も薄く茎が細い( 肥料不足)、開花時期の気温が低い・高い等が原因と考えられます。

【誘引・芽かき・摘心・摘果】

実の尻部が黒くなったり、腐ったりするのは、カルシウム欠乏による生理障害です。畑にあらかじめ石灰を施しておくとともに、根から十分に吸収できるよう根を地中に張らせることが大切です。石灰を施用していても乾燥状態が続いたり、窒素成分の効きすぎで石灰の吸収が十分行われなくなる場合もあるので、かん水、施肥にあたってはバランスを考えて行いましょう。

キュウリ

キュウリは温度や水分に敏感で、土壌水分が不足すると生育不良になります。また、果実が取れ始めてしばらくの間は色や形の良いものが取れますが、次第に果実が曲がったり、一部が太ったりすることが見受けられます。これは、キュウリの栄養状態が悪くなると増えます。対策として、追肥を施し水分補給を行うことや、果実を取り除いて一時収穫を休み、樹勢を回復させてから再出発するのも一つです。