「ダイコン」の栽培について
Vol.196
- 栽培のポイント
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- 播種後35日頃から根の肥大が始まるので、この時期から肥切れや水不足のないようにする。
- 連作は土壌病害が多くなるので、輪作にする。
~ 秋播き秋冬採り~
1.畑の準備(1aあたり)
保水・排水のよい畑を選び、前作が片付き次第、早めに石灰を施用し耕しておく。畑の準備は、植え付け予定のほ場に元肥を施して作土層約20㎝の深さに耕す。元肥の施用は播種の1週間前までに終わらせる。
元肥(1aあたり) | |
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堆肥 | 100kg |
苦土石 | 100kg |
化成肥料14-10-13 | 8kg |
2.播種
8~9月に播種する。作付け作業がしやすい平畝にするのがよい。畝幅を約60㎝にして溝きりをしたところに播種する。株間は約30㎝にして1か所に4~5粒播き、軽く土をかぶせる。
3.播種後の管理
間引き1回目
本葉2枚の頃に1回目の間引きをする。葉の形が良いものを残して3本にする。この時、子葉の開いている方向が畝と平行になっているものを残し、畝と直角になっているものを間引くようにする。これは、子葉と同じ向きに養分を吸収する側根が生えているため、畝方向に根群が伸びやすいからである。
※ 尚、間引く時はハサミを利用して地際で株を切る。引き抜くと、残した株の根を傷めることがある。
間引き2回目
本葉5、6枚の頃に2回目の間引きをし、1本立ちにする。2回目の間引きの時、生長が思わしくなければ、畝の肩に追肥を施す。追肥をしたら畝を中耕して土寄せする。
4.収穫
秋採りでは、播種から60~70日後が収穫適期である。収穫時期が近くなると、葉が立ち上がってくるので立ち上がった葉の先端が垂れてきたら、収穫適期とする。
- 病害虫防除
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- キスジノミハムシ防除のため、播種前に登録のある殺虫剤(粒)を土壌混和しておくとよい。
- ウイルスによるモザイク病と、細菌による軟腐病や萎黄病などに注意する。モザイク病はアブラムシを徹底的に防除することで防ぐことができる。