しば餅
福知山市雲原には、田植えが終わった後の「さなぼり」に、しばの葉か笹の葉で餅を包んだ「しば餅」を作って食べる習慣があります。田んぼの神様に、栗の枝・すすき・朴の枝、そしてこの「しば餅」と朴の葉でご飯を包んだ「朴葉ご飯」を供え、豊作を祈ります。
-
- カテゴリ:
-
- 頭文字:
- 材料(約30個分)
-
- 団子粉 250g
- 餅粉 400g
- しばの葉か笹の葉 30枚程度
- 水 適量
- あん 適量
作り方
- 団子粉と餅粉を合わせてふるっておく。
- ボールに(1)を入れ、少しずつぬるま湯を入れ、耳たぶくらいの固さになるまでよくこねる。
- 生地をピンポン玉状に丸め、平らにのばす。
- あんをのせ、生地で包む。
- しばの葉(笹の葉)で生地を包んで、約30分間蒸す。
-
- コツ・メモ
※しばの葉
「しば」はサルトリイバラの通称で、日本全土に広く分布するつる性の落葉低木。6月下旬から7月上旬に、餅を包むのにちょうど良い大きさのやわらかい楕円形の葉をつける。岡山県・広島県・香川県などでも、端午の節句や田植え時のおやつとして「しば餅」が作られている。福知山市雲原の「しば餅」は、しばの葉で包む場合と今回のように笹の葉で包む場合とがある。
製作者
高山 テル子さん