「レタス」の栽培について
Vol.239
- 品目特性
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- ・レタスはキク科作物の為、キャベツとよく似た形をしていますが、品目の特性は異なります。
- ・レタスは高温に弱い作物となるため、作型に応じた品種を選定してください。
- ・レタスには「玉」と「リーフ」があるため、使途に応じて品種選定してください。
- ・品種が異なっても栽培方法は同一です。
1 苗づくり
6cmのポリポットを準備し、育苗培土を入れます。レタスは18℃~20℃が発芽適温となるため、播種後は極力涼しいところで管理します。
また、光を好んで発芽促進されるため、覆土は極力薄くしてください。
発芽した後は、軟弱な苗にしないため、朝はかん水を行い、夕方にはポット表面が乾く程度かん水を行います。
2 ほ場準備
レタスは生育中の酸素要求量が高いため、高畝にするなど万全の排水対策を行ってください。
レタスは急激な温度変化と湿度変化に弱いため、マルチを使った栽培がおすすめです。
高温期は地温を抑制する白黒マルチ、栽培適期時期は地温を確保しやすい緑マルチがおすすめです。
レタスは有機物の施用効果が高いので、基肥に10㎡あたりチッソ、リン酸、カリを150gと苦土石灰を1kg施用します(化成肥料14 – 14 – 14なら約1.1kg施用)。
また、生育中期以降にカルシウム欠乏による葉先枯れが発生する場合があるので、カルシウム肥料を基肥に施用することで葉先枯れの発生が軽減できます。
3 定植
ポットで育苗した苗が、本葉4枚~5枚になったら定植を行います。
幅60~90cm、高さ15cmほどの畝を立て、マルチを敷きます。カッターナイフなどでマルチ約30cmごとに切り込みを入れ、根鉢を崩さないように、根鉢の表面と畝の土の表面が同じくらいの高さになるように植えましょう。植え終わったら、根元にたっぷりの水をやります。
4 収穫
適期になれば収穫しましょう。
- 玉レタス
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頭を手のひらで軽く押さえてみて、弾力があり球がやや硬くしまった頃。
- リーフレタス
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草丈23~25cmくらい、芯葉が草丈7~8割ぐらい盛り上がった頃。