「オクラ」の栽培(直まき)について
Vol.194
1.種の準備
- 種の皮が硬いので、種は一昼夜水につけてからまく。浮いた種は捨てる。
- 布切れの上にあけて水けを切る。
2.畑の準備・種まき
- 早くまきすぎると低温で芽が出ず、種が腐ったり、初期の生育が悪くなったりする。
一般には4月下旬~5月上旬にまく。1か所に4、5粒まき、1㎝厚さに土をかける。
3.間引き
- 子葉が開ききったころ、発芽遅れの株を間引き、1か所3株にする。
- 本葉2枚のころにしっかり株を1本にする。間引く苗は、残す苗を傷めないようにはさみで根本から切る。
- 本葉が4、5枚になったら、1株ごとに間引く。
4.追肥
- 最後の間引き後、急速に生長するので肥料を絶やさないようにする。最後の間引きのときに1回目の追肥を、その後15~20日おきに2、3回化成肥料を施す(N・P・K=8・8・8を1aあたり5、6㎏)。
5.土寄せ・敷きわら
- 梅雨明け後には、畝の乾燥を防ぐため、わらや枯れ草を畝全体に敷いておく。
- 最後の追肥のころ株元に寄せておく。
6.わき芽かき・摘葉
- 株元からわき芽が出てきたときは、主枝の生長を妨げないように早めに摘み取る。また、収穫が進んできたら、不要な下葉を摘み取って株元の風通しをよくする。
7.収穫
- 開花して7~10日後に長さ7、8㎝くらいの幼果を収穫する。