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丹後産コシヒカリ「特A」奪還に向けて

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丹後産コシヒカリ「特A」奪還に向けて

丹後産コシヒカリ「特A」奪還に向けて

丹後米改良協会


生産者、府、地元市町、JAの関係者らが集まった

丹後産コシヒカリが米の食味ランキングで「特A」から「A」にランクダウンしたことを受け、3 月29 日、与謝野町勤労者総合福祉センターで、「『特A』奪還!」をスローガンに丹後産コシヒカリ生産者決起大会が開かれました。

12回「特A」を獲得

米の食味ランキングは、(財)日本穀物検定協会(東京都)が、炊飯した白米を実際に試食する食味官能試験に基づき評価するものです。宮津、京丹後、与謝野、伊根の4市町で取れる丹後産コシヒカリは、この評価制度が始まった平成元年に最高ランクの「特A」を獲得。その後、2年、4年、15年、16年、19年、20年、21年、23年、24年、25年、26年と12回獲得しました。しかし、初の5年連続がかかった昨年27年は「A」にランクダウン。この結果に危機感を持ったJAはじめ京都府、地元市町など関係者、生産者らが一堂に会し、今回の決起大会が開催されました。

研修、講演、決意表明を実施


丹後米改良協会会長のJA京都・髙田己喜男常務理事

杉本重喜丹後広域営農センター長

フリーライターの
中島茂信氏

あいさつに立った、丹後米改良協会会長を務めるJA京都の髙田己喜男常務理事は、独自の審査制度「丹後良食味米共励会」や品質対策「KOS-180運動」などの取り組みに触れ、「特A奪還に向けてみんなでがんばりましょう」と話しました。

研修では、府丹後農業研究所が「食味低下要因と対策について」、過剰分けつが及ぼす影響や中干しの適期など、気象と栽培上の注意について話をしました。

次にJA京都丹後広域営農センターの杉本重喜センター長が「良食味米生産への取り組み強化『特A』奪取! について」、「経験が慣れにならないように」「今一度基本に戻って栽培暦を見直してみること」などの話をし、稲作管理情報の利用も促しました。

続いて、府丹後農業改良普及センターが「良食味米共励会の役割について」、「特A」を支える独自の審査を説明し、さらに多くの生産者の参加を呼びかけました。

また、講演では、フリーライターの中島茂信氏が「全国『特A』産地の奮闘について」と題して、取材で訪ねた北は北海道滝川市(ななつぼし)から南は鹿児島県伊佐市(あきほなみ)まで、全国10か所の特A産地の取り組みを紹介。その後、生産者代表の丹後米生産流通協議会副幹事長・金久光男さんが「私たち丹後米生産者一同は、良質米の生産に邁進し、希少となりつつある『コシヒカリでの特A産地』に返り咲くことをここに決意します」と決意表明を読み上げ、28年度米の「特A」奪還を全員で誓いました。


JA京都丹後広域営農センター

〒627-0051
京丹後市峰山町二箇1360-1
TEL.0772-62-7805

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