「ダイコン」の栽培について
Vol.273

- 「ダイコン」の栽培について
-
ダイコンは土づくりが重要!
「ダイコン十耕」と言われるぐらい、ダイコン栽培は土づくりと深耕が大切です。発芽して根が伸びる時に、先端の成長点が土塊や肥料に当たる、乾燥などで傷むと又根になります。そのため、土を深く、丹念に耕すことがまっすぐで立派なダイコンを育てることに繋がります。
1. 土作り
種まき2週間以上前までに苦土石灰を1㎡当たり150gと完熟堆肥を1㎡当たり2㎏入れて、できるだけ深く耕します。
そして、1週間前に化成肥料を1㎡当たり150g入れて、再度耕し、畝を作ります。

2. 種まき
株間30㎝、畝幅60~70㎝で深さ1.5㎝程の穴に4~5粒まき、1㎝程度の土をかけ軽く押さえます。
8月下旬から9月上旬は種まきの適期です。時期が遅れたり早すぎると、花芽が出てしまうこともあるので注意してください。
3. 間引き
適期にまけば、2~3日で発芽をします。
1回目、子葉が完全に開いた時に、形のよいものを残し、3本立ちにする。

2回目、本葉2~3枚の時に生育が中ぐらいのものを、2本立ちにする。

3回目、本葉5~6枚の時に、元気のよいものを残して、1本立ちにする。

4. 追肥
3回目の間引きが終わるころに行い、1㎡当たり化成肥料を30~50gまく。軽く土と混ぜながら、株元に土寄せを行います。
注意点として、間引き後は株がふらつきやすくなっているので土寄せは丁寧に行い、肥料が株にかからないようにしましょう。
5. 収穫
種まき後60~90日で収穫期になります。外葉が垂れて、中心部の葉が横に開いてきた時が収穫適期になります。
