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いきいき菜園生活

「サツマイモ」の栽培について

2023年05月 Vol.254

宮津府中支店 生産課 係長 井上義晶

「サツマイモ」の栽培について

畑の作物の中では、連作障害が起きにくく、乾燥に強い作物です。
しかし、過湿には弱く水はけが悪い場所は苦手です。
イモの肥大には耕土が深く、土壌の通気性が良いことが好ましいです。

サツマイモ

ほ場準備

基肥の量は控えめにします。窒素肥料が多いとつるぼけがおこり葉ばかり茂って、収量が低下します。
畝幅は60cm程度で、水はけが良いように高さ30cmの高畝にします。
マルチをすると、地温を上げる、乾燥を防ぐ、雑草を抑える等の効果があります。

図3

植え付け

植え付けは一般的に苗を挿します。30~40cm間隔に1条植えとし、斜めに植えます。3~4節が埋まるように植え、葉は地上に出します。深く埋めると地温が低くなるため、イモ付きが悪くなります。
畝が乾いているときは植え付け後かん水し、活着を促します。

図4

収穫

植え付けから120日前後が収穫の目安のひとつです。試し掘りをしてイモの肥大を確認しましょう。霜が降りる前の天気の良い日に収穫を行います。地上部を刈り取りイモを傷つけないようスコップ等で根元を掘り、つるをつかんで丁寧に持ち上げます。

図5

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