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いきいき菜園生活

「ナス」の栽培について

2023年04月 Vol.253

福知山支店 生産課 森田勇斗

ナスの栽培について

連作を特に嫌うのでナス、トマト、ピーマンなどのナス科の野菜は3、4年栽培していない畑を選びましょう。夏の暑さや雨に強く作りやすい野菜ですが、水が不足すると生育が悪くなり収量が上がらないだけでなく、病害虫の被害も受けやすくなります。

ナス

土作り

〈1㎡当たり〉牛ちゃんパワー(堆肥)…2㎏、苦土石灰…150g、油粕…100g、化成肥料14-14-14…250g
黒マルチを使用します。
元肥は苗を植える所に溝を掘り、溝深くに肥料分を施しても、畑全面にすきこんでも良いです。

POINT

根は深く張るので、元肥は深めに施し、根をよく張らせ、夏越しに耐えるようにします。ナス科は連作障害が出やすいため、同じほ場では栽培間隔を3~4年あけるようにします。

図3

定植

遅霜に注意して早植えは避け、十分暖かくなってから定植を行います。
定植前にたっぷりとポットに水を吸収させ、植えつけます。
定植後一週間程度は土の表面が乾かないようにかん水に努めます。

支柱立て

定植後すぐに仮支柱を斜めに立て、ひもで主枝を固定します。
2、3番花が咲くころに本支柱を立て、ひもで結んで誘引します。

POINT

株の中に光をよく入れ風通しを良くすることで、実付きが良くなり病気の予防にもなります。

図4

追肥

〈一株当たり〉化成肥料17-0-17…15~20g
1回目の追肥はほ場全体を見渡し、開花が最も多い時が施すタイミングです。
その後の追肥時期の目安としては2週間ごとに施し、場所を変えて追肥を行います(追肥を施す場所を毎回変えてやることで畝全体に広がる)。

図5

収穫

1、2番果は早めに収穫し、株の負担を軽減すると後の生育や着果が良くなります。
朝の涼しい時に収穫すると日持ちが良くなります。
草勢が衰えてきたら思い切って早どりを行い回復を図りましょう。

図6

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