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いきいき菜園生活

「ジャガイモ」の栽培について

2023年02月 Vol.251

峰山支店生産課 小森 隆雄

ジャガイモは、低温下でもよく育ち、3か月あまりで種イモの15倍も収穫できるほど、生産力が抜群に優れています。様々な品種があり、料理の用途によって作り分けることをおすすめします。ナス科の植物なので、トマトやナスなどほかのナス科と連作にならないように、注意しましょう。

ジャガイモ

1 種イモの選び方

種イモの選び方について、休眠から目覚めて、適度に芽が伸びて充実したものを用います。休眠性がありますが、早く休眠あけして芽が伸び過ぎたもの、休眠中で芽が伸びていないものは、種子として不向きです。

2 準備

種イモは、各切片に良い芽が均等につくよう30~40gに切断します。
そのまま定植すると腐りやすくなるため、乾燥させてから植えるようにしましょう。

図3

3 植え付け

植え付けは芽が上に向くように植えます。切り口を上に向けると断面に水がたまり、イモが腐りやすくなります。種イモの上に5~8㎝覆土し、軽く鍬で押さえましょう。

図4

4 芽かき

芽かきは勢いの良いものを2本残して除去してください。株元を押さえ、斜め方向にかき取ると良いです。

図5

5 追肥

追肥は草丈が15~20㎝になったとき、生育状況を勘案し施します。

図6

6 収穫

イモが肥大してきたら、早いうちから一部分収穫して新イモの味を楽しめます。完全に肥大したころに、鍬を入れ掘り起こします。

7 貯蔵

積み上げると腐りやすくなりますので、晴天続きのときを選んで堀り上げ、表面を日陰で乾かしてから重ならないように並べて貯蔵します。

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