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いきいき菜園生活

「キュウリ」の栽培について

2022年05月 Vol.242

福知山支店生産課 森田 勇斗

キュウリ

定植

株間は70㎝、畝幅は150㎝程度開けます。
栽培期間が長いほど広くしましょう。

定植

定植前、植え穴にかん水し地下部~地上部の土壌水分を繋げます。
ポットいっぱいに根が広がったタイミングで、根が回りすぎて下葉が黄色くなる前に定植します。

かん水

活着までは株元にこまめな手かん水を行いましょう。定植後7~10日が大事です。
活着後は樹勢、収量、天候に応じてかん水量を順次増加させます(極端な乾燥、過湿にならないように少量多回数のかん水をします)。
また、ここでのかん水時間帯は朝、夕とし、日中のかん水は控えるとともに、キュウリは湿害に弱いため特に梅雨時期の排水対策に気を付けましょう。

追肥

追肥は2~3週間に1回のペースで行います。
3回目以降の追肥は収穫量、生育状況をみて増やしましょう。

追肥

整枝、摘葉

株元30㎝程度の高さまでの子づるや雄花は、早めにすべてか掻きとるようにします。
あまり株元近くに実を付けてしまうと株の生育によくありません。
主枝の大きい葉や、老化葉を中心に摘葉する。
一度に大量に摘葉すると樹勢が弱るので徐々に摘葉します。
主枝敵芯の高さはあまり高くせず手の届く程度で止め、最上段の親葉を敵葉します。
葉がこみすぎると不良果の増加や病害虫の発生が増えるので風通し、受光態勢をよくして、新芽の発生を促します。

病害虫対策

発生しやすい害虫はアブラムシ類です。
アブラムシ類はモザイク病のウイルスを伝染し、感染すると葉や果にモザイク症状を生じるので注意します。
対策は発生初期に薬剤を散布しましょう。
また、シルバーマルチや防虫テープなどを設置して飛来を防ぐ方法もあります。
病気は6~7月にうどんこ病、べと病、7~8月に褐斑病、炭疽病がよく発生します。
発生したら7~10日おきに薬剤散布しましょう。

病害虫対策

収穫

幼果から大果まで食べられるので、好みや草勢に応じて大きさを変えて楽しむのもよいでしょう。
尻太果が発生し始めたら摘果量を増やし樹勢回復に努めます。
できれば毎朝収穫し木に負担をかけないようにしましょう。

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