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いきいき菜園生活

「やまのいも」の栽培について

2022年03月 Vol.240

宮津府中支店生産課 係長 井上 義晶

やまのいも

1 ほ場・種いもの準備

日当たりと排水が良く、水管理のしやすいほ場を選びましょう。
土壌を柔らかく、通気性を良くするために、稲わらや堆肥等を秋にすき込み耕しておきます。
また、連作を嫌うのでナガイモ等を栽培した所は、3年以上は避けるようにしましょう。
種いもは形の良い1個300~400gの芋を用い、1片の重さが50~80gになるよう切ります。

2 植え付け

元肥を施用し、1条植えでは畝幅110cm×株間40cmとなるよう畝づくりを行います。
植え付けは、平均気温が13~14℃になる頃を目安に行います。
深さ6~7cmの穴を掘り、切断面を上に向け表皮部を下にして植え付けし、覆土は1cm程度とします。

図1

3 芽かき

植え付け後、20日から1か月頃に出芽が始まります。
1株から2本以上出芽した場合は根を傷めないよう株を持って芽かきを行い、1本仕立てとします。

4 支柱建て

2株に1本の割合で支柱を立て、地上1mの高さにテープをしっかり張りましょう。
つるが伸びてきたら支柱に誘導します。

図1

5 追肥

6月下旬頃と7月下旬頃、株間に追肥を行います。
8月中旬以降の追肥は行わないようにしましょう。

6 敷きわら

梅雨明け後は乾燥防止と雑草抑制のため、敷きわらを行います。

7 かん水

梅雨明け後から9月上旬までは、ほ場が乾燥しないよう適宜かん水を行います。
乾燥は、収量と芋の形状に大きく影響します。
特にほ場の乾燥が続いた後の大雨など、土壌の乾湿差が大きくなると芋の形状が悪くなるため、乾燥時には軽く畝間かん水を行い、土壌水分を一定に保つことが重要となります。

8 収穫

秋になり、つるが完全に枯れあがったのを見計って収穫を行います。
収穫は晴天日に芋を傷つけないように掘り取りましょう。

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