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いきいき菜園生活

「トマト」の栽培について

2021年04月 Vol.229

野田川支店生産課 髙山 慎哉

栽培のポイント

  • ・定植は5月の連休後の穏やかな日の午前中に
  • ・茎が太く、がっちりとした接ぎ木苗を準備
  • ・トマト果実、樹の重さに耐えるしっかりとした支柱をする

トマト

畑作り

トマトはナス科の作物で連作を嫌います。3年以上間隔のあいた畑を準備します。
堆肥、苦土石灰をまいて耕します。5日ほどあけて約120cm幅の畝を立て、中央に深い溝を作り1㎡当たり化成肥料150gと油かす100gを施し、土となじませ埋め戻します(マルチの場合は、このあとマルチをして地温を高める)。
畝の通路側からそれぞれ約30㎝のところに植穴を開け、一畝に株穴を両脇に2列作ります。株と株の間隔は約50㎝とします。

図1

図2

図3

植え付け

苗は第一花がついた、本葉8~9枚のしっかりとした接ぎ木苗を準備します。暖かい日を選んで第一花が通路側となるように植え付けます。
植え付けは、鉢土を完全に埋めてしまうのではなく、畝から1㎝出る程度にして土を軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。
植え付けが終われば、株を傷つけないように支柱を立て、畝の両端に長めの杭を打ち、杭と杭に針金のような強度のある紐を張り、その紐に支柱を固定します。

手入れ

アブラムシ、ウイルスなどの病害虫が発生しやすいので、防除を徹底します。追肥は2週間に1度、少量施します。

図4

摘芯・摘果

生育するとわき芽が出てくるので、主茎をかきとらないようにすべて摘んでいきます。収穫目標段数(5~7段)の上2葉を残して、最上段の花房が開花した頃に、生長点を摘芯します。
第一花房につき形の良い物を4果程度残し、先の果実は取り除きます。

図5

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