JA京都
暮らしのなかにJAを

JA京都 採用サイト2025

いきいき菜園生活

「植物のしくみ」について

2014年03月 Vol.144

杉本 重喜

植物は、動物のようにエサを求めて過ごしやすい場所に移動することはできません。家庭菜園では、植物のしくみや働きをよく知り、生育に都合のよい条件を作り出すことが上手な栽培の基本となります。

(企画営農課 係長 杉本 重喜)

植物のしくみ

光合成とは…
植物には水と二酸化炭素を原料に、炭水化物を作る働きがあります。
これを光合成と言い、光が当たっている昼間に行われます。

植物の各部の働き

地上部を支え、根毛から水分・養分を吸収します。
葉や花をつけます。茎の内部には道管(根から吸収した水分・養分を運ぶ)と師管(葉で作られた炭水化物などの養分を運ぶ)が形成されています。
子葉 発芽に必要な栄養分を含みます。
本葉 光合成を行い、生育に必要な栄養分を作り、水分を蒸散して温度調節を行います。
種子を作り、子孫を残します。
生長点 根、茎、葉、花のもとを作ります。
植物体全体で呼吸をします。

呼吸と蒸散

炭水化物を原料にして、生育に必要なエネルギーを得る働きが呼吸です。根から吸い上げられた水は、光合成に利用されるほか、葉にあるたくさんの気孔から蒸発していきます。気温の高い時は蒸散も活発に行われ、植物の温度を一定に保ちます。

草花の分類

一年草 : 種子が発芽してから生長して、開花・結実し枯れるまでの期間が1年以内の植物です。

一年草

宿根草 : 挿し木、株分けなどで苗を育てることにより、株が枯れずに毎年、開花・結実する種類です。

宿根草

ページの先頭へ