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いきいき菜園生活

「ケイトウ」の栽培について

2018年03月 Vol.192

1.ほ場準備

  • 土質は特に選ばないが、日当たりの良いほ場がよい。
  • 連作地や排水不良地は避け、ほ場準備は早めに行う。
  • 堆肥や肥料を全面散布し、幅130㎝、高さ20~25㎝の畝を立てて、フラワーネットを置く。
  • 肥沃な土壌では、生育が旺盛になり過ぎ、品質が低下するため多肥にならないよう注意する。
  • 地温確保のため、早めに黒マルチを張るとよい。

2.施肥基準

  • 堆肥(完熟したもの)200㎏
  • アヅミン6㎏
  • 苦土石灰10㎏
  • 燐硝安加里1号 1㎏+CDU燐加安S682 1㎏
  • ほ場の肥沃度やマルチの有無により施肥を加減する。
  • ほ場に前作の肥料が残っている場合は、基肥は施用せず、追肥で加減する。

3.播種・移植

  • プラグトレー(298穴)に播種する。
  • フラワーネット5目1マス(15㎝×15㎝)内にプラグ苗2本を移植する。
  • 直根性のため、根を傷つけないようにする。また、深植は避ける。

4.かん水

  • 定植後は、ジョウロなどでシャワーかん水する。
  • 定植後活着するまでは毎日1回はかん水する(日中にかん水すると葉が焼けることがあるので避ける)。
  • 生育中、かん水はやや控え目がよいが、日照りが続く場合は時々かん水する。

5.栽培管理

  • ケイトウの草丈に合わせてネットを上げていく。
  • 生育が著しく悪い場合や、花芽が早く付く場合には、液肥を300~500倍で散布し、様子を見る。
  • 追肥は、収穫7日前には終了する。
  • 窒素が多いと、花径が大きくなりすぎ、茎が帯化し軟弱になる。少肥で細く硬い茎に仕上げるのがポイント!

6.病害虫防除

  • ネキリムシ対策として、生育初期に農薬を使用する。
  • 発芽直後に立枯病が発生しやすいので、殺菌剤で予防を行う。
  • 全栽培期間を通し、アブラムシ類、ハダニ類、ヨトウムシ類の発生に注意する。
  • 病気は土壌の跳ね返りからの発生が多いため、下葉の裏まで農薬がかかるようにする。

7.採花

  • 花径が鶏卵大に開花し、花首が固くなったものを採花する。
  • 葉の色は、肥料が抜けて淡色になったものがよい。

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