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いきいき菜園生活

「キュウリ」の栽培について

2019年08月 Vol.209

福知山支店生産課 増田 優樹

栽培方法

1.ほ場準備

キュウリは根を浅く広く張らせるので、広めの畝をたてます。
定植の1か月前ぐらいに畑がよく乾いている時を見計らって深く耕し、
1㎡当たり堆肥3~4㎏、苦土石灰120gを施用し幅1~1.5m程度の畝をたてましょう。

図1

2.植え付け

あらかじめかん水しておいて、根鉢を崩さないように丁寧にポットから抜き取り植え付けましょう。
植え付けたら、株のまわりに十分にかん水してください。

図2

3.誘引と摘芯・摘葉

キュウリは生長が早く、親づるから子づるが次々と出てきます。そのままにしておくと実がなりすぎて樹が早く弱ってしまいます。

  • 下から30㎝までのわき芽はすべて摘み取ってください。
  • 下から30㎝までは雌花(実)も摘み取りましょう。
  • 下から30㎝より上のわき芽は摘み取らずに伸ばし、順次1~2節を残し、つるの先を切り取ります。
  • 目の高さまで伸びたら親づるを摘芯してください。
  • つると葉を整理して風通しのよい状態を保つと病気の予防にもなります。
  • 早めの収穫で株を疲れさせないようにしましょう。実を大きくし過ぎると株が弱る原因になります。
    とくに最初の2、3果は10~15㎝の長さで収穫しましょう。

図3

図4

4.敷きわら・かん水

マルチをしない場合、株元がしっかり隠れるようにわらやもみがらを敷いて乾燥させないようにしましょう。
乾き過ぎたら畝全体にかん水しましょう。

図5

5.病害虫防除について

葉に角斑のつくべと病はとくに大敵で、ひどい葉は摘除してください。

図6

6.追肥

1回目は1株に雌花が3つ開花した頃、2回目以降は収穫開始時期から5~7日おきに。
最盛期は5~7日おきに追肥して肥切れさせないように育てて、畝の肩部分に施すことがコツです。

各回とも1株当たり
  • 油粕 大さじ2杯
  • ぼかし肥料 大さじ1杯

1回目は株の周りに施し、軽く土に混ぜ込む。

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