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いきいき菜園生活

「花菜」の栽培について

2015年09月 Vol.162

堀井 俊輔

今月は、冬から早春に旬を迎える緑黄色野菜の代表格。冬に不足しがちなカルシウムや鉄分が豊富で、菜園に花を添える季節感に富む野菜「花菜」の栽培についてご紹介します。

(企画営農課 主任 堀井 俊輔)

栽培特性

  1. 食するためには「花」を咲かせきらないことが大切。そのため、品種特性をよく調べ、“まきどき”を守ることが一番重要です。2~3品種を栽培することで、年内から春先まで収穫することが可能です。
  2. は種時期を守り、花か蕾らいが形成される前にしっかりと株をつくることで、後の収量が多くなります。収穫を始めたら、月に2回程度の追肥を施用しましょう。
  3. 厳寒期にも防寒対策が不要な作物で、冬場の露地栽培に適します。しかし畝間の滞水と寒風には弱い性質があるため、北風の吹きさらす湿気の多い場所は避け、日当たりと排水が良好な場所を選びましょう。

栽培のポイント

【1】ほ場準備

は種2週間前までに1m2あたり苦土石灰0.1kg、完熟堆肥2kgを施用して深耕します。その後、化成肥料0.1kgを施用し、幅100cmを目安に畝を立てます。

【2】は種

基本は直まきとします。1か所3~4粒まきとし、最終的に株間・条間とも30cm間隔になるように1畝2条まきとします。このとき、まき床は十分な水分を含んでいることが発芽率向上のポイントです。苗を移植する場合は、本葉4~5枚を定植の目安としてください。

【3】間引き

間引きは、徒長した株や異株を対象として2回に分けて確実に行います。
1回目は、本葉2~3枚の頃に1か所2本に、2回目(本間引き)は、本葉5枚の頃に1か所1本立ちに仕上げます。

【4】追肥・中耕

1回目の追肥は1本立ち2週間後に、1m2当たり化成肥料(冬場は吸収効率の良い「燐硝安カリ」をおすすめします)30gを目安に施用し、株元への土寄せや除草を兼ねて畝の表面を軽く耕します。
2回目以降は収穫開始を目安に、畝肩に施用します。

【5】収穫

株の中心にある「頂花蕾」(株を真上から見て、葉をかき分けたところの中心にある花蕾)が500円玉大になったら、地際から30cmぐらいの位置で摘み取ります。
その後は追肥をしながら、樹勢を維持し、次々と出てくる「花蕾」を収穫します。春の息吹を感じる逸品です。

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