JA京都
暮らしのなかにJAを

農チャンネル

2019年03月 Vol.204

えびいも販売額1千万円達成

久美浜支店生産課


来店者にえびいもを振る舞うJA職員と能勢部会長

平成30年度の久美浜産えびいもの販売金額が1千万円を突破し
ました。久美浜支店ではさらなる農業所得の増大をはかるため、高品質なえびいもの生産拡大と販売力の強化に努めています。

大鍋大会でえびいも部会をPR

1月16 日、久美浜支店は「真冬の大鍋大会」と題して、信用・共済の来店者に地元産えびいもを使った豚汁を振る舞いました。

久美浜では平成26年に「久美浜えび芋部会」を立ち上げ、同年にブランド産地指定を受けて生産拡大に取り組んできました。発足時の生産者は3人でしたが、今年度は15人が合計110aで栽培しており、販売額は1千万円を超えました。高級食材のえびいもは料亭などへの流通がほとんどであり、地元にはあまり出回りません。この催しは、地元の人たちにその味わいや魅力を伝えるとともに新規参入者を募ることを目的として企画されました。

生産拡大の取り組み

府内では生産量が最大規模の山城地域に次ぐ産地に成長した久美浜。部会の発足直後から生産者を募る取り組みを継続的に行ってきました。生産課の畑中孝昭主任は「定年後に農業を始める人にえびいも栽培を提案し、一人あたり10aまでの栽培面積を目安に鍬やスコップなどの手作業で管理と収穫する方法を勧めています」と勧誘するときの様子を話します。油圧ショベルなどの大型機械を使わないこの方法は、耕運機を所有する兼業農家なら初期投資がほとんど必要なく、また、農閑期に収入が得られる品目としても歓迎されました。同部会の能勢清人部会長は「水害の多い私のほ場では、大豆や小豆よりもえびいものほうが出来がいい」と当地で栽培する利点を話します。

同部会は一軒当たりの栽培面積が小さい農家で構成されるため、一人でも多くの部会員を増やし、栽培面積を拡大することを目標としています。


来店者にえびいもの栽培を勧める畑中主任

京都市場で高い評価

栽培経験が4年以下という生産者が多くを占める産地ですが、久美浜産えびいもは京都市場で最高の部類の評価を得ており、他産地からの視察を受け入れるなど注目度が高まっています。この短期間での著しい成長の裏には、部会員の熱心な活動の積み重ねがありました。

えびいもはくっきりとした縞模様や特有のそりなど外観で価格が大きく左右されるため、選別が重要なポイントとなります。同部会では選別に慣れていない生産者のために、毎回、出荷者全員で検品します。出荷規格の判定が難しいものは写真を持参し栽培歴の長い生産者や市場の担当者に見てもらうなどして、部会全体の選別基準をそろえるように努めています。「生産者と栽培面積のさらなる拡大を図り、高品質なえびいもの安定供給による有利販売を目指します」と畑中主任は今後の目標を話します。


久美浜えび芋部会の
能勢清人部会長


久美浜支店生産課
〒629-3551
京丹後市久美浜町永留250
TEL.0772-84-0801

ページの先頭へ