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親子二世代でつなぐ京野菜 京のブランド産品30周年を迎え新たな次代へ
2019年05月21日
丹波支店
丹波支店管内では、伏見甘長とうがらしの定植が始まっています。同支店管内の伏見とうがらしは昨年度、京のブランド産品30周年を迎えました。
8日には管内在住の徳島弘さんのハウスで、定植作業が行われました。徳島さんは、現在から約30年前に勤めていた会社を退職後、当時のJA営農指導員からの勧めにより、とうがらしの栽培をスタート。
当時は温室や温床などの特別の設備を使わない露地栽培でしたが、近代的な農業の必要性を感じ、点滴液肥によるロックウール栽培を27年前から始めました。
ロックウール栽培は液肥量と時間をコントロールすることで管理効率が良く、ベッド栽培の高床であるため腰への負担も少ないといいます。
また、2年前より東京に在住していた徳島さんの娘夫婦も地元へ戻り、現在は両夫婦4人でとうがらしの生産に尽力しています。娘婿の高木健二さんはシステムエンジニアであった経験を活かし、施肥機器の管理を任されており、親子共々の知識を共有し協力しながら栽培しています。
この日、徳島さんのハウスに訪れた同JA南丹広域営農センターの佐野英明主任は「伝統である京野菜を次の世代へ継承するにあたり、父 弘さんの技術を受け継ぎながら、安定生産できるよう定期巡回し、必要な情報を伝えてサポートしていきたい」と話しました。
写真説明=定植作業をする徳島弘さん